Sony · Milan Design Week 2018 · Spazio Zegna
スマートホームの画面に囲まれた暮らしではなく、
光・音・素材・日常の所作の中にテクノロジーを溶かし込む。
IoTではなく、IoE — Internet of Emotions。
Sony Creative Center · Studio 1, Tokyo · 2014–2018
二列の四角い柱の間を歩くと、動きに反応して音が生まれる。
画面はない。スピーカーも見えない。空間そのものが楽器になる。
近づくと光と影が反応する。壁に貼られた紙が、人の気配だけで動いて見える。
センサーが検出した存在を、光の変化だけで伝える。
三つの石のようなオブジェクトが音楽システムを制御する。
回すと旋律が変わり、傾けると音量が変わり、撫でると音色が変わる。
液体のない水差しからは「水を注ぐ音」が聞こえる。
ガラスの仕切りを回すと透明から不透明に。棚にマテリアルサンプルを置くと、
奥のスクリーンが大理石から木目に変わる。電子機器が家具に溶ける。
木のブロックを回すだけで、部屋の時間帯が変わる。
写真立ては近づくとズームし、植物は天気予報を教え、
キャンドルホルダーに手をかざすと光が揺れる。日用品がインターフェース。
"忘れてほしい、IoTではなくIoEYutaka Hasegawa, VP Sony Design
— Internet of Emotions であるべきだ"
4年の研究を経て、テクノロジーの存在を消し、
感情だけを残すデザインが提示された。